自己紹介

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島根の食文化を次世代に伝えるため、お母さん向け食育講座「台所研究室」や「島根県食材研究会」などを主催。 邑南町にある古民家「むすび舎」を拠点に「Atelier Kitchenハレの日」としてフードスタイリングや飲食店の創業支援、島根の食材を活用した商品開発、』セミナーなどなど「食」をコミュニケーションツールとして島根を全世界に発信中。 一方で、島根県の中央にある三瓶山の麓で仲間と一緒に畑を耕しながら「100年先の三瓶山に子どもたちの笑い声を」をコンセプトにした株式会社neccoを立ち上げ、大田市の施設「西の原レストハウス」を指定管理者として運営しつつレストハウス内で「子どもに食べさせたいもの」を提供する「さんべ食堂」を経営しています。

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2011年4月26日火曜日

台所の記憶

小学生の頃
何年生だったかな。。。
北斗の拳とかテレビで見てた頃だから
多分2年生とか3年生?
学校の宿題で
台所の音をできるだけたくさん
ノートに書いてきましょう

というのがあった。

私は、子どものころから
おダイドコが大好きで
おばあちゃんの横やら
おかんの横やらに陣取って
おダイドコによく居たものだから
この宿題が出たときには
よっしゃぁぁぁぁぁぁあ~(≧∇≦)と
歓喜した気がする。

共働きの我が家の夕餉の支度は
たいてい6時すぎから。
7時前には食卓についていたから
おかんはとても早業だったのでしょう。
というか、カレイの干物や菜っ葉のおひたしや
あんまり手のかからない品々が我が家の食卓の常連だった。

でも、ノートと鉛筆を握り締め
おかんの帰りをおダイドコでまつ
尋常じゃない娘の様子におかんは
いつも平日にはしないようなバラエティに富んだ料理をつくってくれた。

その横で私はひたすらノートに
ぐつぐつ
さくさく
じゅーじゅー
とんとんとん
ぱちぱち



今でも鮮烈に残っているおダイドコの記憶

ハレの日の厨房で聞こえるいろいろな音たちを
心地いいいと思うのは
きっとこんなあったかな思い出があるからなんだろうね。

毎日、大好きな音に囲まれて仕事ができる
なんて幸せなんだろう。

こんなあたたかな幸せを
お皿を通して皆さんにお届けできたらいいなあと
思います。

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