自己紹介

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島根の食文化を次世代に伝えるため、お母さん向け食育講座「台所研究室」や「島根県食材研究会」などを主催。 邑南町にある古民家「むすび舎」を拠点に「Atelier Kitchenハレの日」としてフードスタイリングや飲食店の創業支援、島根の食材を活用した商品開発、』セミナーなどなど「食」をコミュニケーションツールとして島根を全世界に発信中。 一方で、島根県の中央にある三瓶山の麓で仲間と一緒に畑を耕しながら「100年先の三瓶山に子どもたちの笑い声を」をコンセプトにした株式会社neccoを立ち上げ、大田市の施設「西の原レストハウス」を指定管理者として運営しつつレストハウス内で「子どもに食べさせたいもの」を提供する「さんべ食堂」を経営しています。

http://www.harenohi-antenna.com/

2014年6月29日日曜日

雲南市掛合町入間の笹巻

 
仕事柄、島根県内の色々な地域にお邪魔することがあるのだけれど
初めて行っても、不思議と馴染む場所がある。

雲南市掛合町入間もその一つ。
場所のもつエネルギーも素晴らしいのだけれども
そこに居る人たちのエネルギーの波長が妙にしっくり来るのだ。
いく度に、「おかーさーん!!!」と叫びたくなるような。

そんな入間で、笹巻体験会があると聞きつけて
無理やり潜入(*'ω'*)




海外や広島からの参加した人も♪

先生の紹介♪
 
 小学生が腰を入れてこねるのを先生たちが見守る、そして助けるの図。
 入間で採れた糯米を寒の水にさらし、寒干しして製粉した餅粉を
腰を入れてこねます。
なんて貴重な餅粉なんだ~( ;∀;)
笹巻を作るために、冬の間から支度が始まるのです。
本当に素敵な文化。
 
 


2人がかりでレクチャー(笑)

何回か巻くうちにちょっとコツが分かったような気がする。。。
 

大きい笹3枚の先端をそろえて、若葉で巻いて
箸(竹の棒)を刺した団子を
葉先から14センチ下に設置。
団子と笹の間に、裏返した大きい笹1枚。
この表裏で笹を合わせることでスタイリッシュなデザインになるのです。
 

 イグサのようなのが、イガラ。
これが、入間の笹巻のチャームポイントになるんです。
イガラは、収穫して約40分湯がいて乾燥させて保存しているそうです。
手がかかってますね~(>_<)
 


イガラのお花が笹巻のちょうど左上の髪飾りみたくなるように☆


最後の笹を封印するところ!
ここがきっちり閉じてないと、茹でているうちに
団子にお湯が入って
悲しい団子になってしまいます。 

最終チェック中。。。
 

団子がはみ出ちょ~がね~( 一一)
や~直し!! 


笹を巻き終えたら、10本ずつわらで括ります。
 
すごいね、すごい技術です。
そしてびっくりしたのは、地域の若いお母さんたちが
子どもを連れてたくさん参加していたこと。
あぁ。入間の笹巻はこの先80年は大丈夫、と思いながら
必死に団子を笹で巻くのでした。
隣に座った男の子は、雲南市の三刀屋からの参加。
何でも、三刀屋の笹巻の巻き方と入間ではだいぶ勝手が違うらしい。
しっかり者の小学生に助けてもらいながら
ノルマ10本巻き上がる頃に
ようやくコツが何かが分かったような。。。


大なべだと一気に300本は茹でられるらしい。
茹でてる間に、いろんなおしゃべり。
笹巻シーズンは、みなさん加工場での作業が
日常の中心。
この2週間は、家族がかわいそうだと
笑いながらも
しっかり家庭と笹巻の両立が出来てるから
何年も続いているのですね。
素晴らしい!!!



茹でてる間中、笹の良い香り~♪
アロマテラピー効果抜群♪
ゆで汁に浸かりたくなるね。 
 
 
 
ゆであがりが勝負!
すぐに冷水にとって冷まします。
 


ゆがきたての透きとおるような団子を
砂糖醤油につけていただきます。
あ、剥くのはイガラの髪飾り側からです。

 
おいちいね。
可愛いね( *´艸`)
 
 
あっちゅ-間に笹の山♪
 
 


来年もきっとお邪魔させてもらおうと思います。
きっとほんとに”てご”ではなくて、お邪魔なんだけど。。。

入間のみなさん、本当にありがとうございました(*^-^*)
また行きます!近いうちに♪

【2014.06.21 入間交流センターにて】

2014年6月28日土曜日

始まりの予感♪
















子どものころから、月の満ち欠けに敏感だった。
カーテンを開けて眠るのが常で、満月の夜には
真っ裸で月光浴とかする、変な少女時代だった。

最近、月の満ち欠けに合わせておこるさまざまな事象が
とても興味深いと思う。

昨日は新月だったのだけれど。
その2週間くらい前から腰におこった違和感は
見て見ぬ振りが出来ないくらいに痛みに変わり
下弦の月を過ぎるころ体からレスキューサイン。
ついに動けなくなってしまった。

またやってしまったと思いながら、新月の昨日までは
療養生活。
これまでに読みたくても読めなかった本を読んだり
体が求めるままに寝たり。。。
3日間も自宅にいて、ある意味何もしないなんて
いつ振りなんだろう。
高校生の頃や市役所で働いていたころ
私には定期的に「腐る時間」が必要だった。
薄暗い部屋で何もしないでじ~っとしている時間。
いつも元気なワダユウコでいるために
すごくネガティブな後ろめたさの残る「腐る時間」が必要だった。

でも、今思えばきっとそれは自然と心身のレスキューサインを
感じて、自分を醸すための時間だったのかもしれない。
腐敗と醗酵はポジティブかネガティブか、人間の都合で
判断しているだけだものね。


新月の昨日は食欲不振(動いてないからなんだけどね)
テンション上がらずで久々に「腐る時間」を過ごしてみた。

二つのプロジェクトが自分の中で動きだすタイミングだったのだけれど
一つは見事玉砕。
もう一つは、奇跡のような妄想企画に大きな進展あり。
あぁ、きっと道は進むべき方に拓かれるんだと
妙に納得。

そして今日はというと、腰の痛みもだいぶ癒え
野草を摘んで酵素シラップを仕込んでみたり
これからの半年の動き方を検討すべく
タスクを書き出したり人生設計図に修正を加えてみたり。。。

今仕込んでる酵素シラップの瓶に
無数の菌がいるように
宇宙の地球という星に無数の人や動物、植物がいて
それぞれがそれぞれに生きている。
月の満ち欠けに合わせて海も満ち欠けし、生命も満ち欠けする。
きっと遠くから眺めたら月の公転に合わせて地球全体が深呼吸してるように
見えるんじゃないかなあ。


なんだかミクロとマクロの視点が入り混じるヘンな日である。
確実に楽しい渦が巻き起こる前のゾクゾクするようなワクワクするような感じ。

ひとりごと。



2014年6月26日木曜日

至極のチョコレートと目からウロコ珈琲と幻の西田葛パンナコッタの会だぜ~( *´艸`)


















カカオ豆って見たことないね・・・。
チョコレートの一括表示みると、デキストリンとかパラチノースとか見たことないものが色々入ってるね・・・。
ということで。

カカオ豆とハニーココナッツシュガーでチョコレートを手作りしちゃうワークショップ開催決定です~( *´艸`)

前回の島根開催を逃して悔しがっていた私に、カカオラボのたけっちさんから天使のようなご提案♪
島根ツアーのなかび、7月11日(金)にハレの日でワークショップしてもらえることになりました~!!
至極のチョコレートをつくる過程を間近で観察しちゃいましょう♪

なんと私のわがままなお願いで、至極の珈琲ドリップ講習も実現♪

ホンモノにはホンモノでお応えしたい!

ということで、西田葛と三瓶高原牛乳で作る、幻のパンナコッタを限定復活させちゃいますよ♪

日時:7月11日(金)14時~17時半
場所:ハレの日(大田市大田町大田イ660-14 大田市駅前パル側 さつだや隣)
会費:2,000円(至極のピュアチョコレート・目からうろこ珈琲・幻のパンナコッタ付き(^^♪)

お申込みはFBイベントページでぽちりかアンテナカフェハレの日(0854-82-5655)または、店主ワダユウコ(090-4694-0014)までお願いいたします☆

https://www.facebook.com/events/775298249168679/775298255835345/?notif_t=like

楽しみすぎる~( *´艸`)

2014年6月22日日曜日

ハレの日4周年を迎えました! 




















2010年6月21日夏至の日に、アンテナカフェ ハレの日は誕生しました。
あれから早4年!

たくさんのご縁に恵まれて、ここまで来ることができました。
皆様、本当にありがとうございます。

もちろん順風満帆ではなかったこれまでの道。
心が折れたことも、涙腺が決壊したことも、怒りで髪の毛が総立ちしたことも
ありました。
でも、あんなこと。こんなこと。。。すべてが今のハレの日の細胞の一つ一つ
なんだなあと思うと、感謝の気持ちでいっぱいです。

私も随分と図太くなりました。
いろんな意味でね(;・∀・)

そして、今振り返ってみると
オープン当初は笑っちゃうくらい
肩に力が入っていて
歯を食いしばってました。
ワクワクして始めたハレの日が
義務になっていたあの頃。
随分とまわりにもスタッフにも心配をかけました。

今が完璧!!とはまだまだほど遠いですが
素晴らしいスタッフと仲間に囲まれて
これからも島根の人やモノのハレ舞台を演出すべく
そして、なにより私たちが心底楽しめるハレの日で
あり続けたいと思います。















楽しい渦をどんどん巻き起こしていきます
よ~( *´艸`)
これからもハレの日をよろしくお願いいたします☆

2014年5月27日火曜日

第3回 島根食材と日本漢方と季節の体づくり ~山陰の夏を健やかに♪~


憩漢方桃李のオーナー、ひっきーこと引野先生と一緒に立ち上げた島根食材研究会では、
島根の自然のリズムにあった食と体を、一年とおして学ぶ場を作ろうということで
4月から2か月に1度、季節に応じた対処法を学んでいます☆
いよいよ6月の講座が近づいてまいりました~♪

「第3回 島根食材と日本漢方と季節の体づくり」

わたしたちの体は長い歴史の中で、その土地の気候や食物にあった体質になっています。
海に囲まれた島国の日本では日本に合った、湿度の高い山陰には山陰に合った食べ物や食べ方があり、その土地の食べ物を旬の時期に食べることによって健康になるという、
身土不二という考え方を基本としています。

自然と伝統ゆたかな島根食材の風土に合わせた食べ方と、日本漢方の食養生、自然のリズムにあわせた体づくりを、暮らしにとりいれてみませんか?

第3回は二十四節季の芒種のころに開催いたします。
テーマは、暑い夏の養生法。
湿気と熱暑で体調をくずしやすい山陰の夏を気もちよくすごすための方法を体と食と自然の観点から学びます。

たまには自分の体と心と向き合う時間を!
 
三瓶さんによる、「ゆるめる」をベースにした夏に向けた体づくりから始まり
私のごはんを食べながら
食後は漢方薬剤師きっきー先生による座学と
盛りだくさんな研究会♪
 
今回の食テーマは「酢」
島根県内で作られている静置醗酵のホンモノのお酢を地道に収集しておりますのでお酢ファンの皆様、お楽しみに♪
メインディッシュは、美郷町のホンモロコ南蛮漬け!!
一押しは、天草から作るところてん!!!
美味しいよ~( *´艸`)



【 日程 】
6月6日(金)、8日(日)
※それぞれ同じ内容を行います。

【 研究会の時間割とコーディネーター 】
10:30~12:00 体づくりの部
       (からだコーディネーター:三瓶裕美 )
12:10~13:20 島根の食と食養生の部
       (食と農のコミュニケーター:和田裕子)
13:30~15:00 日本漢方に基づく食養生の部
       (漢方薬剤師:引野里佳)

【 会場 】雑賀公民館(松江市雑賀町677)

【 持ち物と服装 】
筆記用具・手拭きタオル・体を動かしやすい服装

【参加費】5000円(季節のお昼ごはんとレシピ付き)

【 申込み・問い合わせ 】
Mail : hilo.akua@gmail.com
Tel : 080-4130-0225

2014年5月9日金曜日

白築純&NaoNahoのエスニックでワールドミュージックでジャズで ポップな すごく楽しい 多国籍料理みたいなLIVE( *´艸`)

雲南市掛合町に暮らすジャズボーカリスト白築純さんとベース&バイオリンのユニットNaoNahoによるJAZZ LIVE☆
ハレの日の夜の給食もありますよ( *´艸`)


~NaoNaho~
上々颱風のベーシスト 西村直樹さんと ラストタンゴというバンドや様々なアーティストのサポートで活躍する バイオリニストの 柴田奈穂さん
エスニックでワールドミュージックでジャズで ポップな すごく楽しい 多国籍料理みたいなユニットです☆...

■とき  5月18日(日) 夜の給食 18時~
               LIVE   19時~

■ところ アンテナカフェ ハレの日(大田市大田町大田イ660-14)


 ■ライブ(1ドリンク付き) 2500円

■ごはん 夜の給食 1000円(要予約)
※夜の給食は18時からお召し上がりいただけます


お問い合わせ ご予約 0854-82-5655
090-4694-0014

2014年2月7日金曜日

寒い日は一日中オーブンと♪

邑南町瑞穂エリアに引っ越して
半年が過ぎようとしています。

大田市の駅前にあるハレの日と
瑞穂のおうち兼オフィス兼食の実験室である
むすび舎を行ったり来たりする日々にも慣れました。

片道1時間の道のりは、脳内整理にぴったりの時間です。
いつもラジオを聞きながら、進行中のプロジェクトやら
セミナーで話す内容の熟考やらレシピの改良についての
悶々やら新しいワクワクの渦の妄想やら。。。
とても充実した車中ライフです。

そんなドタバタな日々ですから、むすび舎に一日篭もれる日は
ごくごく僅かで。。。

なんと、待ちに待った引き篭もり日が今日だったのです(*^_^*)

朝ゆっくりと起き出して、お勝手実験室へ。


ず~っと作りたかったタルトタタンのための煮りんご。
薪ストーブに託して、次は完熟バナナのケーキとシフォンケーキの
レシピの見直し。

シフォンは、オイルを減らしたくてうずうずしていたのでした。
ファーム浮布さんの米粉のおいしさを前面に出したくて。
だいぶ改良できたと思う。。。

バナナケーキは、ブランデーとシナモン。クローブ入れるか入れないか
こればっかりはやってみないと何とも言えず、とりあえず結果は
バナナとブランデーのみが一番うまい。

合間で、与那国島の黒糖を使って昔プリン。
とろ~りなめらか。。。な最近のプリンじゃなくて
昔、ひろこちゃんのお母さんが作ってくれたような
卵の味がする、いさぎ良いプリン。
これは、モウ少し練習と改良を重ねてハレの日の看板おやつに
していきたいと妄想しているのです。

なんだか、雪もずんずん降ってきて
外ももう真っ暗。。。

あっという間のひきこもりは、お勝手実験に費やし
満足のいく一日となりましたとさ♪

さ、明日からもがんばりまっしょい!

2014年1月5日日曜日

年女、今年は駆けるばかりじゃございませんわよ( *´艸`)

2014年のサンガニチは、瑞穂にある自宅「むすび舎」の台所で
素材と火と自分と向き合う日々でございました。

比較的長期でお休みがとれたので、どこか遠くへ~旅に出るはずが
ちょっとしたアクシデント発生により、瑞穂でじっくりと過ごすことになり。。。

これまでやりたかったレシピ帳の見直しや、読みたくて買いためていた本を
おこたで読んだりしております。















台所仕事といいますのは、雑事だと思うとルーティンワークですが
視点を変えてみると、自分や大切な家族の体と心を想い、
天地の恵みである素材と感謝の心で向き合う。
それはそれは素晴らしい研究であり実験です。
 
 

まさに、想像力を創造する私だけの基地(*^^*)

出汁を丁寧にひくだとか
余熱で火を通す時間を計算して茹でるだとか
素材の持ち味を引き出すために五味の足し算引き算をするだとか















数学・化学・生物・科学・栄養学・中医学・・・
自分がもっているありとあらゆる知識を総動員して
これまでに経験してきた知恵を引っ張り出して

ただ、食材と向かい合う。食べてくれる人のことを思いながら。。。
没頭。。。















というようなサンガニチでございました。



















明日からは外に出かけていきますよ☆

今、私の一番の関心事、「送りの膳」。そうです、人生最大のハレ舞台
(だと私は思っている)葬儀の際の特別なお膳。

今は、大きなホールで葬儀が執り行われ、お料理は仕出しで、、、という地域が増えてきていると思います。

めっちゃカッコいい漆の黒い揃いのお椀で振る舞われる食事、野辺の膳とも呼ばれていたような記憶が。。。

明日はご近所で不幸があり、そのお手伝いの場に参加させていただけることになったのです。
しっかり学んで来たいと思います。


みなさま、今年もよろしくお願いいたします。

わだゆうこ 拝